奇跡は毎日起きている～行動無くして奇跡は起きない～

人生に奇跡を起こした ごく普通の人々のお話を紹介しましょう。 

 ◆世界の王女アンバーとの出会い[体験談] 

 「当時、私は介助犬育成団体から 　犬を紹介してもらえるのを待ち続けていました。 　介助犬が手に入るまでに 　２年くらいかかる 　という話は聞いていたのですが 　その２年が過ぎようとしているとき、 　希望者数に対して 　訓練を受けた犬の数が少なすぎるため 　あと２年待たなければならないことを 　知りました。 　 　

私の生活には 　介助犬がどうしても必要でした。 　そこで、行動を起こすことにしたのです。 　その週末、 　自分が求める介助犬の条件を書き出しました。 　私が欲しかったのは 　雌のゴールデンレトリバーです。 　そして、日曜の夜、宇宙に向かって 　介助犬を届けてくれるようにお願いしました。 　翌日、私は 　地元の動物保護施設と動物病院に電話をしました。 　そして、希望の条件と 　自分で訓練したい旨を伝え、 　候補になる犬が現れたら 　連絡をくれるようにお願いしたのです。 　それから一週間後、動物保護施設から連絡がありました。 　私の希望にぴったりの犬がいるというのです。 　その雌犬は、私が電話で要望を伝えた日に 　施設に引き取られたとのことでした。 　連絡までに一週間かかったのは、 　正式に犬を保護するのに 　必要な法的手続きを取っていたためでした。 　私は施設を訪れ、 　この新しい仲間アンバーと面会しました。 　アンバーはすぐに 　私の車いすの横に来て腰を下ろしました。 　その後、私たちはロビーを散歩したのですが 　まるで長年連れ添っていたかのような感覚でした。 　アンバーは施設を出ると、 　まるで子犬の頃から 　そうしていたかのように慣れた様子で、 　車いす昇降機を使って私の車に乗りました。 　昇降機が上がっていくときの 　アンバーの様子があまりにも高貴だったので、 　それ以来、 　私は「世界の王女アンバー」と呼んでいます。 　それから１０年間、 　私はこの宇宙から贈られてきた友人アンバーと 　幸せに暮らすことができました。 　ほかの人々にもぜひ「信念」を持ち、 　崇高なる力は 　私たちに最高のものだけを与えてくれることを 　知ってもらいたいと思っています。 　Ｔ・マリー　」