稲作の“生産性向上”も急務だ~みずほ総研レポートより~
◆みずほインサイト(2017/9/4)
『データにみる日本農業の地域性 ~地域事情に即した農政運営が重要~』 政策調査部 主任研究員 堀千珠 http://f.msgs.jp/r/c.do?1BF_41Y_lI_nvy
<要約> ○1ヘクタール当たりおよび1経営体当たりの生産農業所得(2015年) の都道府県別分布状況をみると、農業産出額に占める米産出額の比率 が高い県の収益性が低い等の傾向がみられた。
○また、1経営体当たり生産農業所得が低い都道府県は、農地集積率、 耕作放棄率、青年農業者率、米純利益率といった指標の数値が、他の 地域に比べて総じて劣位にあった。
○日本農業の競争力強化に向けて政府は、品目横断的な事業を拡充する
とともに事業別に重点地域を定めて優先的に予算を配分することで、
地域事情に即した自治体の農政運営を支援すべきであろう。
0コメント