信用金庫と起業家の間にあったWin-Winの実例
多くの人はWin-Winを理想論とバカにします。しかし、私が実際に知っている実例を読めば納得するでしょう。
ある農家が今後を見据えて6次化へ転換する為に地元の信用金庫から多額の借り入れをしました。
通常の金融機関は金貸屋の如く、相手の事情など考えずに返済を一方的に迫ります。
別にそれ自体は法律上の権利であり、返済は義務ですから問題はありません。
しかし、今まで単なる農家で、農協にしか出荷していなかった人が簡単にお客様を見つけたり販路開拓できる訳もありません。
そこで、融資担当者としても貸したお金が焦げ付いても困ると考え一肌脱いだのです。
そう、金融機関は既に他業種の顧客をたくさん抱えているのです。
そこに農家さんと一緒に売り込みやプレゼンに回り、販路開拓に力を貸したのです。
すると、新事業も軌道に乗り、返済の目処も立ち、無事完済された。
そうなれば、農家さんもその信金には恩義を感じますから、融資の優先取引先は必然的にその信金になるのです。
これが、Win-Winです。
夢物語なのでしょうか?
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