成功者には決断力があります
「決断もせずに 日和見している人のところに チャンスはやって来ません。 成功者には決断力があります。」
チャンスがやってくると それを注意深く見定めて決断を下し 適切な行動をとるのです。 彼らは、優柔不断であることが 時間の浪費につながってしまうことを 知っています。 また、段階的に 決断を下してゆくことによって、 不必要なリスクを回避するのです。 彼らは、最初からすべての決断を 下そうなどとは考えません。 なぜなら、一つひとつの行動は その前の行動が うまくいったことを条件として 起こることを知っているからです。 アメリカが生んだ賢人の一人 ベンジャミン・フランクリン[訳注]は、 難しい決断をする際に ある単純な方法を用いていたといわれます。 まず 一枚の紙の真ん中に、線を一本引きます。 そして、片側に その決断に対する賛成意見を列挙し もう一方に反対意見を列挙しました。 この方法を用いると 意思決定の過程が単純になるほか、 このリストを見れば どんな決定事項であっても 内容の複雑さに関係なく その長所と欠点が一目瞭然にわかりました。 また、その決断が 及ぼした影響についても、 すばやく簡単に 評価することができたのです。
─[訳注]─────────────── ベンジャミン・フランクリン (1706~1790) 米国のボストンに生まれる。 10歳で学校を辞め、印刷所で働く。 17歳でフィラデルフィアに行き 印刷工となり 独学と研究を重ねて印刷業を経営。 1750年同州議会の議員となり イギリスとの数々の折衝に成功。 1754年以降イギリスに在住し 1775年帰国。 その翌年、 独立宣言の起草委員の一人に選ばれた。 その後もパリ条約の締結や アメリカ憲法制定などに 大きな役割を果たした。 ────────────────────
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