給料明細を見たところでもらえるお給料は変わらない!? 多くの方にとって、「給料=振り込まれた手取り額」になっている感は否めません。 税金や社会保険料のお話をしようとすると、 「どうせ払わなければならないものだから」 「自分でどうにかできるものではないから」 と一刀両断されてしまうことが良くあります。 確かに決められた負担です。お給料をもらって働く方が自分でどうにかできる部分は少ないです。 では、知らなくていいのか、どうでもいいのかといわれれば決してそんなことはありません。給料明細には「税金の仕組み」「社会保険の仕組み」などたくさんの情報がつまっています。 給料から天引きして払っている「保険料」 例えば一言に社会保険料と言っても、健康保険・介護保険・雇用保険・厚生年金保険に分かれていて「保険をかけている」ということです。お給料から天引きで保険料を払っているのです。払っているからにはそれぞれ受けられる保障があるのに、それを無視して自分で民間の生命保険に加入したら無駄な二重払いになるかもしれません。 社会保険は、国の保険です。とてもとても手厚い頼れる制度なのです。それをあたかも関係ないものかのようによく考えることもなく自分ですべて備えて、過剰になっていたらもったいないと思いませんか? もちろん社会保険労務士でもファイナンシャルプランナーでもないのですから、細かいルールなど知らなくてもいいのです。ですが、自分が給料天引きで払っている「保険」の仕組みぐらいはきちんと考えなくてはいけませんよね。 人が計算するもの。間違いがないかも確認しましょう 給与計算というのは担当する部署はとても気を使います。実際の数字の計算自体は今はパソコンソフトで計算されることがほとんどですが、保険料の改定や扶養者の増減。残業代の有無、基本給や手当の変更。そういった基本的な事項は人が入力して初めて計算されるのです。もちろん二重三重にチェックをして給与を支払っているものですが、それでも人為的なミスが絶対にないとは言い切れません。 働いて得た大事なお金を自分で守るためにも、お給料をもらう時には必ず明細をチェックし、自分がどんな働き方をしてお金を得てどんな保険料を納めているのか、改めて確認してみてはいかがでしょうか?
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